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[コメント] 在りし日の歌(2019/中国)

長らく人生を生きていると、映画を見ていてふと自分の遠い記憶に重ねてしまうことがある。この映画はまさにそうで、若かりしときに気づかなかったことが歳月がそうさせるのか、画面に心が投影し人物ともにそこに在る自分、、。
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ああ、それが年を取ると言うことなんだなあと思えば、わが老残もそれほど悪くはないとも思える。何か昔見た「喜びも悲しみも幾歳月」を思い出させます。

映画の文法というものがあるとすれば、この作品はまさにその常道を行っています。ロングショットの効果的使用。極力説明を求めない俳優陣の演技設定。ラストにかけてエモーションを躍動させる効果的な脚本。すべて、一級品であります。

恐らくこれから決して忘れ得ない映画になろうと思われます。この映画の読後感はすこぶる素晴らしく、しばらく席に佇む。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ゑぎ[*]

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