[コメント] ゾンビランド:ダブルタップ(2019/米)
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それはスティングだろ!みたいな分かりやすいノリが身上の作品と思います。でも僕が初めに言っておかなくちゃいけないのは、《ちゃんとした》プロポーズ場面のある作品に僕は弱いってこと。さほど《ちゃんと》はしてないじゃん?という批判に対して、僕は何も言えないのだから。感動して、涙すら出てきます(成就した場合ですが)。そこが一つ。
あと、ゾンビが跋扈する世界において、貴重な機会である人と人とが《出逢う》場面を、本当に丁寧に描いていること。ウディ(タラハシー役)が高校時代に図書室でエルビスの物真似をして、学校一のマドンナからキスされた、俺はあの時本当にキングだったと告白を聞かされたネバダ(ロザリオ・ドーソン)が、「彼女を羨ましく思う」と語るとことか。ホロリと来ます。
マディソン(ゾーイ・ドゥイッチ)に関しては、あんなに顔が変形してんのに、ナッツ・アレルギーで済むのか?と疑問には思いました。銃声を聞かせるだけというのは、映画としては、処刑はしていない可能性があるというお約束事ではある訳ですが。許容範囲をわりと広くとれる作品ではありました。《ファーストレディ》が誰のことかも察知してたし、頭のいい女性でもありましたよね。
テンポはいいし、物語は単純で痛快! そんなところも本作のベーシックな魅力かと思います。
えー、《誰かを愛するなら、そいつらは自由にしてやれ》という歌を、フィル・コリンズが歌っていたとタラハシーが語るシーンがあったのです。
80/100(21/10/31見)
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