[コメント] ジョーンの秘密(2018/英)
大戦のころ、連合軍側がソ連を「敵か味方か」、「損か得か」、見極めに悩んでいたのがわかる映画ですね。国として、共産主義国として。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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同じ週に見た『赤い闇』と合わせて、ソ連という得体のしれない国をどう見極めようとしたか、「敵の敵は、味方」でいいのか悩んでいた。「味方なら」情報を共有すべきか、というシーンも出てきた。その内容が「核兵器」であったとしても。
国同士の、というより、「共産主義」というものが、天国なのか、そうじゃないのか。そういう集会に顔を出して、その考えに異を唱えるような場面があったが、結果としてジョーンは、レオとソニアの二人に篭絡されてしまっている。国でも主義でもなく「人」に。
そしてアメリカが原爆を投下する。それに衝撃を受けた、というが、それは私には現実逃避に感じた。これは映画の感想というよりは、「ジョーン」という女性に対する感想だが。「使うと思わなかった」というが、それを判断するのは開発者ではない。そしてその情報をソ連に横流ししたことで、「冷戦」で「私は核戦争を抑止した!」というが、それを聞くと、原爆投下が世界大戦を終わらせた、という考えに似ている気がする。
これは私の個人的な感想であるのですが、そういうモヤモヤが終盤に押し寄せてきた。映画として楽しむ、というスタンスで見ることができない自分がいた。
なんかまとまりのない感想になってしまったが、これが「映画の感想」になってしまいました。すみません。
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