[コメント] 弱虫ペダル(2020/日)
ただし、私が、原作漫画やアニメ化作品を全く知らない、たゞの映画ファンだからか、いや私の好みの問題ということも多分にあると思うが、本作はトンデモ映画として、とても楽しめたけれど、真面目に感想を記そうとすれば、原作のファンを敵に回すようなことしか書けそうにありません。
若干皮肉っぽく受け取られるかも知れませんが、トンデモ作品として楽しい、と感じた部分で特筆すべき点を上げましょう。まずは、何と云っても、主人公が初めから天才として登場し、技巧的なことも教えられたら、すぐに体現できる、最強選手という潔い設定でしょう。なかなか珍しいんじゃないでしょうか、努力による成長がほゞ描かれないスポーツ映画というのは。
あと演出的特徴として、独白過多、説明科白過多を上げることができますね。特にレース中は気持ちを全部独白で語る。アニメみたい、って思いました(永瀬廉の高い声も)。また、その他の場面も、橋本環奈含めて画面で見れば分かることを、科白で云ってしまう。彼女の科白で「いい加減なことは言わない。坂道で100人抜けば」って笑った(これ調べると、原作でも別設定で使われる有名な科白のようでしたが)。そして、開巻もそうですが、インターハイ県予選の競技中も、いまだ「ヒメヒメ」と口ずさみながら走るのには激しく引いてしまいました。
(余計なお世話ですが、アイドルとして火傷にならないのか心配になりました。)
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。