[コメント] 行き止まりの世界に生まれて(2018/米)
オープニングでは単なる不良のたまり場に見える仲間との日々が、少しずつ事情が明かされると同時に貧困と暴力で行き詰まっている暮らしであることが見えてくる。悲惨な現実からの逃避がつかの間の仲間との時間なのだ。
いつの時代もどんな場所でも、貧困と暴力が人を否定的に/内向的に/投げやりにしてしまう。
監督でもあるビンはザックとキアーに焦点を当てながら、最終的には自分の状況を吐露することで、このドキュメンタリーは完成する。自己の認識、現実の受け入れ、そして赦しが人を前進させる。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。