[コメント] キング・オブ・シーヴズ(2018/英)
コメディ調かと思ったら全然違った。高齢ゆえの可笑しさは随所にあるが、本質は堂々たる犯罪実録映画であり、主要な登場人物はれっきとした犯罪者である。
チームをつくりながらも、互いに信頼することはなく、すきあらば仲間であっても出し抜き、少しでも自分の取り分を多くする。そして弱みを見せた相手には、容赦なくすごんでみせる。
まさに生々しい犯罪者の姿そのもので、裏世界の空気を存分に堪能できた。
本編には主要登場人物を演じる役者たちが、おそらく若い頃に出演した犯罪もの映画などのシーンがところどころ登場する。それが何の映画かわかっていればもっと面白く感じるのだろうが、それがわからないと、いささかリズムが狂う感じがする。それにマイケル・ケインだけは若い頃と本作とではちょっと雰囲気が変わっていたなあ。
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