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[コメント] ワーキング・ガール(1988/米)

女性陣の超ボリューミーな髪型同様、日本企業が敵対的買収先に想定されているとこなど、現在(2025年)に鑑賞すると隔世の感がある。
AONI

買収を巡るディールも今観ると正直いってショボいが、「放送業界の進出はラジオ局から」という話の内容には、その後に日本で起きたライブドアのニッポン放送を巡る敵対的買収騒動を思い出してしまい、偶然ながら先見の明があるなと感じずにはいられなかった。(もっとも、ライブドアがニッポン放送を狙ったのは、本作よりも映画のネタになりそうなフジサンケイの「歪な持ち株構造」に理由あったのだが・・・。)

1980年代も遠くなりにけり・・・。「個室」に対するステイタスも然り。主人公が憧れる「個室」待遇。フリースペースやテレワークが当たり前の現代では、その価値観も薄れているかもしれない。

シガーニー・ウィーバーは『エイリアン』『ゴーストバスターズ』の2大作品への出演で、私の中では1980‘sハリウッドを代表するアイコンの一人。本作では小狡く小憎たらしい女上司役を嬉々として演じている。 まだ無名だったアレック・ボールドウィン(ヒロイン恋人役)をはじめ、ケヴィン・スペイシー(ヒロインに車内でセクハラする男)、オリヴァー・プラット(映画冒頭時点でのヒロインの上司の一人)も端役で出演しているのも儲けもの。

(評価:★3)

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