父譲りの正義感ゆえに、犯人を「射殺する」ことも厭わない主人公、アンドレ。そして警官殺しの2人組。そして85分署の警官たち。割と早い段階で、警官たちが汚職警官だと判明する。あとはシエナ・ミラー演じる女刑事は「どっち」か？。

そうなると、二人組に「感情移入」してしまいがちだが、彼らはやはり「人殺し」なわけで、悲しい結末も「自業自得」だろう。特に若い黒人青年マイケルは、その道に足を踏み入れた段階で、もう後戻りできない、残念だ。

主人公は、精悍で見せ場もあり、よかったと思いますが、父の殉職からの、射殺をいとわぬ、という設定が、やや重たかった。しかし、チャドウィック・ボーズマン、43歳の若さでの急死が悔やまれます。