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[コメント] キネマの神様(2021/日)

新型コロナのパンデミックというまさにいま現在、起きている出来事を巧みに映画にとり入れ、70年くらい昔と交差させながら映画への愛を描く。こういうことができるのは、山田洋次監督しかいないだろうなあ。
シーチキン

沢田研二演じるゴウよりも、彼が好き過ぎて、彼に幸せにしてもらうよりも自分が彼を幸せにすると奮い立つ淑子永野芽郁宮本信子は新鮮だった。「さすがは山田監督」とその着眼には恐れ入る。

また、相変わらず山田監督は動く列車と女性のくるぶしが好きですな。特に女性のくるぶしは、いろんな形で、できるだけ自然に見えるようにさりげなくカットを入れているが、ジョン・ウーの鳩みたいなもんで、もはや山田洋次作品のマークになっているなあ。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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