アクションシーンもカメラが寄りすぎているのか、ごちゃごちゃしててもう一つ。

それに何より終盤の街中での脱出シーン、わらわらと襲ってくる大勢の群集シーンは、何だか『バイオハザード』とかのゾンビ映画を見ているようで、これは本当に『マトリックス』かと目まいがしそうになった。

最後に、敵役から「人々は従順に支配されることをのぞむ」みたいな台詞があって、あれが監督の言いたいことで、本作のテーマの一つなんだろうなとは思った。わからないでもないが、「まあ、そうかもね」くらいの感想しか出てこない。

第１作目は、劇場で観てから間をおかず、再び映画館に２回目を観にいった。それほどの衝撃とある種の感動があった。それを与えてくれた義理は、本作を観たことで果たした、かなあ。