[コメント] 英雄の証明(2021/イラン=仏)
普段は目にする機会の少ないイラン映画(「白い牛のバラッド」を見たばかりだが)。イラン流の慣習や考え方など、日本人には判りづらいところもあるが、メディアに左右される部分は万国共通か。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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借金が返済できず収監される主人公。「詐欺罪」みたいな感じでしょうか。だからかほかの犯罪者と違い「休暇」が与えられるという慣習にまずびっくり。そして拾った金貨を換金しようとして、借金返済に全然足りないと判り、だからなのか持ち主を探して返済しようとする。そしてそれが「美談」となり、「英雄」ともてはやされる。こういうのはどこの国でもありそうな話だ。
この映画の中でそんな主人公に一貫して冷たい元義兄とその娘。一見「悪者」扱いされてしまいそうな二人だが、彼らが主人公に対して疑惑を抱くのには、それなりの理由があり、「主人公の都合」に振り回されている。
そしてやはり「子供」がうまいと思います。終盤の姪っ子の言葉は「ハッ」としました。
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