[コメント] メタモルフォーゼの縁側(2022/日)
原作は読んでて、素晴らしい。主演の2人も素晴らしい。それでもやっぱり映画化って難しいんだよな。
芦田愛菜先生は冴えないイモい腐女子を演じてて素晴らしいんだけど、映像とは残酷なもので、芦田先生の頭の形や耳の形の美しさ、頭と手足のバランスの美しさは隠しようもない。明らかにすでに特別な、唯一無二の個性を持つ女優だ。モノが違う。
お話の中で芦田先生が劣等感を抱いたり尊敬の念を抱いたりする、クラスの1軍女子。確かに少しケバくてモテそうな美少女ではあるのだが、銀幕においては平凡だ。ちょっとした芸能事務所ならゴロゴロ登録されてる、MCのアシスタント系量産型美少女。唯一無二の芦田先生とは比べものにさえならない。若い女性にとって、芸能とは本当に残酷な世界だ。ジムがいかに頑張っても、ガンダムには及ばない。幼馴染の男の子なんてボールだぜ。
どう見ても特別な芦田先生が、一生懸命ダサいTシャツ着てジャージ着て猫背になって、冴えない腐女子を演じている。これは実に複雑な気分になるのだ。ダメだ芦田先生のカリスマを隠せてねえミスキャストだとも思うし、眼福じゃ眼福じゃ、ありがたやありがたやという気もする。宮本信子はさすがのジオング、お見事でした。
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