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[コメント] 明日は日本晴れ(1948/日)

峠の途中で動けなくなった満員の乗り合いポンコツバス。それは敗戦を挟んで過去と未来を分かつ分岐点に立たされた庶民の象徴のようだ。それぞれの境遇と過去への思いを秘めながらも人々は三々五々、不確かではあるが次の”希望”を目指して歩を進め始める。
ぽんしゅう

くよくよもしないが諦めもしない。降って湧いたような困難をまえにして、どこか飄々とした人々の言動に「まあ、なんとかなるだろう」という市井の地力と時代の気分が滲む。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)寒山拾得

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