[コメント] 錨を上げて(1945/米)
ジェリー(トムとジェリー)とのダンスシーンが有名ですが、僕はジーン・ケリーと少女のダンスの方が好きです。ピアノの連弾シーンなど、間延びしたところがあって、話の進み方が、おっとりとしている処も散見されますが、とても素敵な映画です。
『踊る大紐育』、『私を野球に連れてって』に繋がる原点的な映画。
『錨を上げて』では、まだまだジーン・ケリーがフランク・シナトラを完璧に食っています。その後の作品でシナトラが徐々に巻き返していくところ(僕の中では、最後までジーン・ケリーに勝てませんでしたが)のを楽しむのも一つの味わい方でしょう。
1945年、といえば戦時中。 それでも、こういう映画を創ってしまう国がアメリカだったのですね。
良くも「悪くも」アメリカの余裕みたいなものを感じられる一作です。彼等にとって、戦争って片手間だったのかもしれません。そう考えるとゲッソリしますが、映画は映画として今となっては楽しめばいいのでは、と、思っています。
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