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[コメント] エルヴィス(2022/米)

プロモーションのコピーで「『ボヘミアン・ラプソディ』に次ぐ傑作!」としてしまう時点で若干心配したのだが、その懸念は残念ながら的中したと言わざるを得ない。
Master

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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宣伝文句で「次ぐ」というのはどうなのか?と思っていたのだが、この表現もある意味では過大広告である。

ボヘミアン・ラプソディ』が部分的には「こうあって欲しかった」クイーンを提示し、最高のステージ(ライブエイド)へと導くことで観客のヴォルテージを高めていったのと比べ、本作は比較的素直にプレスリー(オースティン・バトラー)とパーカー(トム・ハンクス)の関係性を中心に据えてまとめていっており、悲劇としての帰結を見せざるを得なかったことが、観賞後の印象差を生んでおり、「次ぐ」ほどの満足感を得られなかった。

見方を変えると、「総決算」と言えるような舞台がプレスリーにはなかったということなのかもしれない。ラスベガスのホテルでのライブや衛星中継をそれにしてしまうのは難しいだろうし、プレスリーとパーカーの「選択」が、この帰結を迎えさせたとすると皮肉なものと思える。

個人的には『フォレスト・ガンプ』の中でプレスリーと思しき青年に腰振りを教えるシーンを演じたトム・ハンクスがプレスリーのマネージャーを演じている「因果」が本作最大の「面白い」点であった。

(2022.7.6 シネマサンシャインららぽーと沼津)

(評価:★3)

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