[コメント] 恋におちて(1984/米)
いい歳こいて出会い期恋情から進化ないなら描く意味ないじゃんと。ただ、中年らくの恋の割にキモくはなかった。役者はいい。
20年振り、もしかしたら25年振りぐらいに観たのではないか。
何が面白いって↑自分の書いたこのコメント、何時のものなのかよくわからんが、われながら面白い。
「出会い期恋情から進化ない」って、確かに今度観てもその通りだけど、当時、つまり観た頃もしくはコメント投稿した頃の自分は、「大人の恋愛」にはもっといろいろ要素があるだろうと、思っていたのだと思う。確かにその通り。でも、「出会い期恋情」以上に映画として描くべき要素は、ほかにないよ。年食ったせいか、捉え方が変わったのだ。
そんな観点から観たからだろう。「出会い期恋情」の描写が、それも2人とも30代後半?ならではの描写が、上手に丁寧に描かれていたと思った。「恋」とか「出会い」にそもそも積極的ではない2人が、なんとなく世間や周囲の「そうあるべき」という価値観に押されつつ、これは「恋」ではない、ただの「出会い」なんだみたいに自身に言い訳しながら、感情の盛り上がりに正直にしたがっていくところとか。
人生、偶然とすれ違いの集積だけど、この偶然の積み重ねを、奇跡に導きうるかもしれない、ちょっとしたプラスαの双方の努力、みたいなね。うん。やっぱ、いいなあ。
不倫は評価できないという気持ちは、当時の自分は今ほど強く持っていなかったと思う。でも、結局のところ評価の表現は同じで、不倫を描いている割にキモくない。役者はもちろんのこと、脚本や演出、スタッフらも良かったのだ。
映画の評価だけはなぜか爆上がり(★2→3)
75/100(2025/6/7放映録画見)
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