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[コメント] リボルバー・リリー(2023/日)

銃撃や格闘アクションは期待していたほど盛り上がらないが、キャスティングは実に豪華。(ラストに驚きの特別出演あり。) そして、主義(好戦派vs慎重派)や軍事予算を巡って睨み合う陸軍と海軍の対立構図、主人公リリーと海軍との最後の駆け引き等、大正末期から昭和にかけての歴史秘話好きには堪らない展開ですな。
AONI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







銃を突きつけ「この秘密資金で何をする?」と問う主人公(綾瀬はるか)に対して、「10年は戦争を止めてみせる」と確約する、海軍大佐の山本五十六(阿部サダヲ)。(ご存じ、独伊同盟と対英米開戦には最後まで反対していた、後の海軍元帥。)

歴史秘話好きには堪らない展開ですな。

敵対する諜報員役の清水尋也が、妖しい怖さを漂わせて本作でも好演。(どこの組織に属して動いているのか、いまいち良く判らん奴なんだが・・・。)

ヤクザの親分役の佐藤二朗は、相変わらず漫画チックな演技で作品から浮いて、好きになれない。

幻想なのか、傷や病んだ人を癒す謎の老婆役に緑魔子が登場。(一瞬、老けメイクのYouかと思った。) 共演シーンはないものの、石橋蓮司とは久々の夫婦での映画出演だね。

(評価:★3)

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