[コメント] ポトフ 美食家と料理人(2023/仏)
19世紀末のフランス貴族世界を背景にした食の世界。映画の大半が料理作りのシーンで圧巻。とにかくすごい。あれだけ手間を労力を駆使してできた豊穣のスープの味わい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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もはや芸術といってても過言ではない料理の達成感とその愛の喪失からユンはものすごい映画を作った。ユンの全編絵画のごとき流麗な映像と作品の持つチカラからは彼の「8・1/2」が見える。芸術を創造することの喜び、苦しみ、すなわちそれは人生である、と。
今、ユンは彼の作家人生で熟成期にあると考える。素晴らしい秀作。
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