[コメント] イタリア麦の帽子(1927/仏)
殆ど完璧。本作もサイレント映画の一つの到達点だ。プロット展開も伏線の提示とその回収も面白いが、なんと云ってもカッティング。アクション繋ぎが完璧なのだ。
特に披露宴のダンスシーン。各ポジションのカットのアクション繋ぎが目を瞠る。一体どんな撮影現場だったのだろうと呆気に取られて見つめていると、そこに唐突にシュールな妄想フラッシュバックが入るからたまらない。そもそもイタリア麦の帽子の婦人がチャーミングな女優でそれだけでも引っ張られるのだが、細部の演出がいちいち愛らしい。傑作。
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