[コメント] 異人たち(2023/英=米) - 更新順 (1/1) -
子供時代に父母に愛されたことへの切ないまでの郷愁から現在形の取り返しつかない喪失の方に重心は移される。孤独地獄の中で出会った更なる孤独が毒を食らわばの甘美なる境地に誘う。異界への連結表現は凡庸でしかないがこの肚の据わりの前では些事に思える。 (けにろん) | [投票] | |
カメラが引いていき、星空の輝く星の一つになるラストは素敵だった。 両親との再会や交流が「思い出の再生」ではなく、「物語の続き」であることが本作品の魅力だろう。生前の両親とは果たせなかった「主人公の告白」や「父親からの詫び」にはグッと心を揺さぶられる。 [review] (AONI) | [投票(1)] |