[コメント] デューン 砂の惑星PART2(2024/米)
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正直、長かった。特にご飯を食べたあとに観たので(ビールも飲んだが)、途中からおしっこがしたくてたまらなくなり、尿の毒素が体内に回り回っておかしくなるんじゃないかと思った。ンなこたどうでもいいが、そんな思いで観てたけど、クリストファー・ウォーケンの皇帝の前にティモシー・シャラメ(役名が覚えられん)が手を差し出し、ひざまずいて手を取らんかとばかりに足をダン!と鳴らすシーン。圧に負けた皇帝がおずおずひざまずき、手を取って口をつける(ふりをした)シーン。何か水戸黄門の印籠シーン的な感動があった(←馬鹿にして言っている訳ではない)。観る前にトイレへ寄ってタンクを空にしておくことをおすすめしたい(←)。
「わが一族は、希望しない。計画するのです」と言った教母さま(これがシャーロット・ランプリングだとは最後までわからなかった)の話によると、この支配家系一族は、圧政をベースとし、配下の諸民族を困窮させ、争わせる。これは、彼ら諸民族が予言や伝説を信じやすい状況下に繋がる。その上で、英雄や救世主が登場するという予言や伝説を自ら流布し、それに沿った英雄や救世主的人物を実際に登場させる。この英雄的・救世主的人物をあらかじめコントロール下に置いておくことで、自分たちの支配権の永続化をはかる。偶然や幸運を期待しない、強欲でしたたかな一族である。
ここまでの展開が示唆する今後のストーリーはこうだ。彼らの作り話に過ぎなかった「予言」が、彼らの想定を超えて実現していく。何か、目に見えない宇宙の大きな力みたいなものが働くかのようにして、諸民族の信じる権力の移行が実現するのだ。まあ、もうひとふた捻りあるかもしれないけど。
1作目を見ずして本2作目を見ているので、本作は本作で確立しているとは言え、ストーリーの繋がりに分からない部分が結構ある。TSUTAYAの宅配レンタルで借りて観ようと思ったが、ブルーレイもDVDも全部借りられていて借りられない(人気あんだね)。(理解までには)もう少し時間がかかりそう。
80/108(24/3/17劇場)
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