[コメント] デューン 砂の惑星PART2(2024/米)
超大作感を微塵も欠くことなくここまで徹底的に地味に仕上げられるのはドゥニ・ヴィルヌーヴの一種の特殊技能な気がしてきた(褒めてるわけでも貶してるわけでもなく)。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ドンパチは盛り沢山だしポールがサンドワームを乗りこなすシーンではフレーメンの皆さんは盛り上がってるし、まあいろいろオーって拳を突き上げたくなっても良いシーンがたくさんあるのに、原作を淡々となぞるストーリー展開&編集と、感情の高ぶりを強調しない演出と、色の失われた画面とが相まって、とにかくドゥニ・ヴィルヌーヴ的に地味。原作の外連味やヤク中的イカれっぷりは見事に監督の個性に飲み込まれてしまっています(地味方面に)。
でもそれが嫌かというと全然そんなことはないので、カタルシスのかけらもないラストや、一瞬しか出てこないしクレジットもされてないのに存在感出しまくりのアニャ・テイラー=ジョイが示唆するように、きっと作る気はあるはずのパート3が楽しみだったりするのです。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。