[コメント] お嬢さん社長(1953/日)
「16歳の少女社長であること」と、「TVスターであること」という、普通の少女には片方にすら就業不可能な事業を、「美空ひばりであること」を利用して兼業させている。これはいささかルール違反。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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なまじ「歌える」ということがクセモノなのである。この能力をもって下町の連中の人気をあっという間に得、あまつさえどんな説得にも応じないやくざの親分すら、歌の力で味方につけてしまうのだ。おいおい、こりゃ正しい説得とは言えないよ。普通けなげな少女が涙ながらに真実を語って落すのがスジじゃあなかろうか。言いたかないけど、これはほとんど『超時空要塞マクロス』のリン・ミンメイの世界、っていうか先駆け。大人になってからはともかく、少女時代のひばりの歌にさほど魅力を感じない自分には、永遠に理解できない法則の支配する映画世界である。
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