[コメント] 逆噴射家族(1984/日)
80年代の邦画のキライな部分が根っこにしっかりこびり付いている。ダサい。
でも、設定は面白い。それだけにこの演出は中途半端。登場人物に血が通った感じがしない、つまり、存在感が希薄。紙の上の人間って感じ。
石井克人の『鮫肌男と桃尻女』みたいに、テンポ良く描ければ面白かったと思う。石井克人に撮ってもらいたかった。
それに、これで2時間は長い。そのくせ「鮫肌・・・」の方がキャラが多い割にそれぞれのキャラが立ってる。
要するに、石井聰亙は、それほどでもないってこと?この作品は、小林よしのりの力でここまでの個性を発揮できたわけで、監督の力ではない。『ユージュアル・サスペクツ』のデキがブライアン・シンガーに依存してないのと同じ。
2000/10/14
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