[コメント] 名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024/米)
物語の展開や登場人物の心の揺れに(ちょっとあざといぐらいに)合わせて披露される楽曲が良い意味でベタで心地よく音楽映画としの娯楽度は完璧。大衆との軋轢を強引に乗り越えたかにみえるディランだが、その終始変わらぬガスリーへのリスペクトに観る者は安堵する。
ティモシー・シャラメのディランも好演だが、彼に振り回さる恋人(エル・ファニング)やJ・バエズ(モニカ・バルバロ)、なかでもP・シーガー(エドワード・ノートン)の、時代の天才を見いだした喜びと、戸惑い、そして徒労の滲む“トホホ顔”の説得力が素晴らしい。
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