[コメント] ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録(1991/米)
とにかく借金返さなきゃなんねえんだよっ!という映画。
アメリカ映画史上最高峰に位置する『地獄の黙示録』はこうして作られた、なあんていうドキュメンタリーは、映画がヒットしていれば上映されることもないし必要もない。それほどこの映画にはコッポラの資財資産が投入され、回収不能となっていたということなんですね。
やはり早すぎた。ほんの少し早すぎた。この映画を今見れば何ら驚くべきことも衝撃的なこともない。いわゆる芸術である。未完成の芸術。芸術とはもともと未完成品である。この映像には発掘される前の原石のような未完成な部分を感じる。
ドキュメンタリーだからといって”内助の功”とかきれい事で済ましてしまうとこの作品(作品なのかなあ…)も面白くない。コッポラがこの頃のエネルギーで再び映画を作れるように、少しでも借金返済に役立ってくれれば良い。そういう映画なわけですね。
理屈じゃありません。金だよ金。
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