[コメント] 柔らかい肌(1964/仏)
傑作。光と影が反転する場面が数多く見られる本作は、比類ない濃密さで一瞬にて人生が反転する様を描き切る。有名なスカート履き替えシーンも、ジーンズ姿で走り去る後姿の、その美しさがあってこそ映えるのだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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クタールの撮影はここでも快調。物語中における男の人生の「暗転」がすべて「白昼」決するというのも「人生なんてそんなもの」とのスパイスが効いているようで面白いし、何といっても「たしかにこんな女性なら気持ちが飛び上がってしまうよな」と思い込ませてしまうドルレアックの美の説得力。トリュフォーらしい足への執着も素晴らしい。
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