[コメント] インドシナ(1992/仏)
ゴム園の主として生きてきたエリアーヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)、その後継ぎとして、何不自由なく暮らしてきた、カミーユ(リン・ダン・ファン)だったのに、その後、二人の選択した道はなんて離れているんだろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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カミーユは、愛する男を追いかける旅の中で民族解放闘争に目覚めていった。娘は、同じベトナムの貧しい暮らしを初めて知った。一方、生まれたときからその現実を見て育ったエリアーヌ。そこへはもう絶対に帰ってこないのに、娘が帰ってくるときのためにと、母親はゴム園に執着するのだった。後に、孫を連れてフランスへ引き上げたエリアーヌは、彼の母親がどんな人だったかを正確に伝えることが出来ただろうか。まあ、出来なかったと思う。それが、この映画全体の印象でもある。
こうして振り返ると、物語は、○×△ロマンス文庫のようでもあり、カミーユがバチストに一目ぼれするところなんか、あれれ、あれれという感じでもあり、要するに、このベトナム人民の澎湃たる闘いを背景に、じめっとしたメロドラマを作ってみたかった?
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