[コメント] 2001年宇宙の旅(1968/米=英)
人間の無力感。コンピューターに対する?...
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映画を見終った人むけのレビューです。
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人間の無力感。コンピューターに対する? いや、コンピューター自体は人間が作り出したものであり、映画でも最終的には人間に軍配が上がる。宇宙に対する無力感(これが正解だろう)。静寂な闇。決して死の空間ではない。生をも生み出す空間としての宇宙。逆に人間のおごりが照らし出される。圧倒的に無力な人間。
最期のシーン(赤ちゃんが宇宙空間を飛んでいる)は、私たちの存在もまた宇宙の営みの一つだということを描きたかったのだろう。生にとっては「母胎」としての宇宙。死にとっては「墓場」としての宇宙。
「宇宙」=「輪廻転生の場」。
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