[コメント] 2001年宇宙の旅(1968/米=英)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
一番最初に観たときの感想は
「今まで内容を知らずにいられたことと、初めてみたのが映画館だったことが嬉しく幸せに思えた。オープニングの映像で文字どおり身体が震えてこれは傑作だって確信し、ラストの「ドナウ」を聴きながらボーッとして「天才」って思った。」
以下は2018/10/12に観たときの備忘録と感想です。
発売日が9/1でした。各回前売りとして200枚だったので取れると思ってたんですが、ネットで進んでいたら最後から先に進めなくなり希望日は売り切れ。あわてて今日の分をなんとか取ることができました。200枚のうちのかなり後半の番号だったのでギリギリということです。残りの100枚程度が当日券。
会場に着くと、番号順にざっくり3つにブロック分けをしてまずはそのあたりで待っててくださいという案内。1番から10番までは一人ひとり確認して階段へ誘導。その後は「5人単位で呼びます」とのことだった。
入場時にハンドアウトあり。内容は
・製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mmプリントについて
・映写は、上映指示書(WB版)にもとづいて行います。
・1968年公開当時のシネラマ劇場:テアトル東京
・日本語字幕がよく見えない場合に 『2001年宇宙の旅』主要会話の略筋
いい席は残ってないだろうなと思っていたが、希望の席が空いていてラッキー。警備員さんと係員さんが空席を確認していて、最後のほうに入ってくる人たちには「こことあそこが空いています」という案内をしていた。
上映前にNFAJ担当者の簡単な挨拶あり。上映のチケットが争奪戦になったことのお詫び、その後、ハンドアウトに基づく簡単な説明。上映に難しさが伴うこと(音声の再現・映写技師さんの技能)、次の上映会場が待っていることから今回の12回の上映が限度だとのこと。
上映指示書の説明。
上映時間は164分(休憩15分含む)。
前奏曲:2分53秒(カーテンは閉じたまま、照明はほの暗く。映画が始まる前に、照明OFF、カーテンを開ける)。
休憩字幕:26秒。休憩は15分。
幕間音楽:2分18秒(カーテンは閉じたまま、照明はほの暗く。映画が始まる前に、照明OFF、カーテンを開ける)。
追い出し音楽:4分23秒(「The End」が消える10秒前に、照明をあげて、カーテンを閉める)。
1968年当時の上映をご覧になった方はいらっしゃいますか? の問いかけに数名挙手あり。 プリントの味わいを活かすため、日本語字幕をスクリーンの下に付けた。この材質なども相当こだわった。が、座席によっては見えないところもあり申し訳ない。でもセリフは164分うち40分くらいなのでご了承ください(会場から笑い)。 1968年公開時にはなかった携帯電話、鑑賞の妨げにならないよう音声も光もご容赦くださいとお願いあり。
・観客のマナーとても良し
・前奏曲聴いているだけで頭がおかしくなりそう。不穏な音楽。最っっっ高
・たしかに音が素晴らしい。素晴らしすぎて怖いくらいだった
・以前、一回だけ映画館で観てあらすじは知っているはずなんだけど細かいところは抜けてたな
・前奏曲・カーテン・インターミッション等はやっぱりいいな。映画を極上のエンターテイメントとして体験した感じ
・最後の最後まで音楽を聴いていた人多数。最後は拍手で終わった
・最高の映画を最高の環境で観た幸せ
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」特別記念イベントで、昨年は『デルス・ウザーラ』を上映した模様。古典の大作を今後もこんなふうに鑑賞できたら幸せだなあ。他にインターミッション付きは、今はなき、ル テアトル銀座で観た『ベン・ハー』しか経験がないのです。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。