[コメント] ザ・インターネット(1995/米)
TVの深夜放送で観たので、そのシチュエーションでは楽しめた(映画館で観たいとは思わない…)。PCオタクを演じるブロックが、オーバーアクトにならずに自然に人間嫌いの感じを醸しているのが上手くはあるが設定に強引さも目立つ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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幾ら、ブロックが人付き合いが悪いと言っても友人がゼロってのがあり得ない。 彼女の身分証明が、PC上で書き換えられても存在自体が丸ごと否定される事はリアリティが薄い。 彼女の言葉に医者や警察が誰ひとり親身に耳を貸さないと言うのもストーリーを転じさせる為の無理矢理さを感じる。 病院がすべてPCに頼りきりで誤った薬を投与するってのも、幾らなんでも…。
また彼女が人間嫌いのオタクなのか船上で関係を持ちたくなるほど魅力的なのかの設定も曖昧でキャラクターがいまいち掴みづらい。サイレンサーを上着にいれたままのノーサムの不用心さもあり得ないし、何かとB級テイストは、そこかしかに見られる。雨のシーンがあるのだが、近年稀に見る下手クソな、いか〜にも今、偽物の雨を降らしてます!ってな作り出し…。
しかし文句を言いつつ窮地に追いつめられるブロックの視点でハラハラしながらスリリングな展開に浸れるのでそれなりに退屈しない。 彼女がハッカーたちの陰謀を突き止め、コピーし、FBIにメールで無事送信し終えた時には痛快な気分に成るし(いか〜にもアメリカ的ではある)、 ラストでサイレンサーで忍び寄るノーサムを豪快に消化器で2回もぶん殴り、ブリッジから転落させるブロックの勇姿は天晴れ。 アメリカ人が彼女のことが大好きになるのが良く分かる名シーン。テンションが下がってる時に観ると最終的に元気を貰えるような、そんな作品。
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