[コメント] 真昼の暗黒(1956/日)
後に山本薩夫(や熊井啓)が連発する同系作品に比べれば物足りなさも残るが、一個の人間ドラマとして完成度は高い。飯田蝶子、左幸子、そして悪役だが山茶花究が、持ち味を活かした名演を見せてくれる。
内藤武敏の最終弁論中、ユーモアがユーモアとして笑えなかったのは、今井(そしてそれを体現する内藤武敏)の持ち味である「穏健さ」が、法廷の緊迫感を削いでしまっていたからだろう。
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