[コメント] バートン・フィンク(1991/米)
構想がまとまらないうちにあの書き出しはダメだろう。あれは絶対後が続かない(笑)。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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狂気ウエルカムなホテルの廊下のたたずまいや、作家の作品を書いてあげている秘書、絵葉書の女、いかれ者と良識人の振り幅の大きな隣の男など、奇妙で忘れられない「断片たち」がよい。だが、神経症の作家の内面から見た場合、それらって案外ふつうの存在になってしまうのかも(だって何でもありだもん。狂ってるんだから)。
監督兄弟が、以降の作品で常套としている「巷間に伝わる奇妙な話」という語り口のほうが、兄弟の生み出す「奇妙な断片たち」との位相のズレ具合が良く、より味わい深いんだなあと思った。
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