★5 | 薄暗い長廊下、熱気で剥がれる壁紙、ドアを開けた時の「ひゅ〜」と言う音、レスリング映画のラッシュフィルム、全てが異質で不気味。コーエン兄弟の作品中でも、この映画は異質。何かが違う...。逆にそこが良かったりして。 (Ryu-Zen) | [投票(4)] |
★5 | 散りばめるだけ散りばめられたアイテムのなにひとつもかみあうことのない不毛さ、不条理さがたまんない (まご) | [投票(4)] |
★5 | 陰鬱な東部での健全と陽光のカリフォルニアでの退廃。更にその陽光の裏でミニマムに濃縮された安ホテルでの時間は永遠にたゆたう無限地獄への誘いか。2重3重の逆説の螺旋構造の果てに到達した楽園は幻影に過ぎない。コーエン稀代の傑作にして最高作。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 喪失する身体性とリアリティが、共時を超えて、幻想性を獲得する。ラストはまさにそれ。 [review] (Kavalier) | [投票(7)] |
★4 | 全ての偶然は必然である。あの絵も、あの壁紙も、あのホテルマンも、あの巨人も、あの女も、あの社長も、あの部下も、あのホテルも、あの脚本家も、あのハリウッドもすべて必然なのだ。不条理極まりない。意味なんてない。だから好きだ。 (カー) | [投票(3)] |
★4 | 記憶の片隅で変容を繰り返すイメージの断片を、目の前に何気なく横たわる風景と連結させ再創造する力こそ作家に最も必要な能力だと常々思っている。作り手の側にまわって其々のシーンの意味付けに積極的に参加することで楽しみも倍増。 (町田) | [投票(3)] |
★4 | 暑さが、こんなににじみ出している映画も、めずらしい。熱気が吹き込んできそう。世界にむかって卑屈に疎外された「クリエイター」の自我を、映像で直に表現してる感じ。網膜への皮膚感覚を楽しむ映画かな。 (エピキュリアン) | [投票(3)] |
★4 | 細部に凝った不条理劇。こんな映画が観たいんだ! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★4 | 全ての事象が、等しいレベルで、同じ方向に、少しだけ、ズレている世界。「違和感」を秩序立てて統制することでコーエンが現出した世界には、その世界だけの確固とした「リアル」がある。異物に闖入されて崩壊する日常ではなく、自らが異物として飲み込まれ、排泄される恐怖。魂焦がすほどの違和感はやがて後戻りできないカタストロフへ。秀作。 (DSCH) | [投票(2)] |
★4 | 創作とは現実をいかに肯定又は否定するかから始まる。もし創作者の現実が希薄で曖昧ならば、その思考は妄想や捏造の域を出ない。フィンクがたどり着いた場所は、自己満足としては完結しているが、社会とは断絶してしまった。そこは、孤独な殺人鬼がいた場所だ。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | ニューヨーク演劇界の寵児を演じるのがジョン・タトゥーロであるというのがまず大いに舐めているし、ジョン・グッドマンの「I'll show you the life of the mind!!」という絶叫も意味不明でよい。「不快」の映画として立派に成立していると思う。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★3 | ドアの開く音。タイプライターの音。壁紙を貼る糊の音。小さくあるべき音が全て大きな音として鼓膜を震わせる。それが妙にリアルで、ますます閉鎖感を増幅させる。嗚呼、暑い。 (づん) | [投票(2)] |
★3 | 今となってはかなり記憶も覚束ないのですが、壁紙がのっぺりと剥がれるシーンだけが印象的でした。恐怖というより息苦しさという生理的嫌悪感に溢れている作品。 (Medusa) | [投票(2)] |
★3 | 心臓に悪いほどの緊張感。ホテルの密閉感かなり伝わってきます。壁の絵がやたらと開放的。暑い夏に見なきゃだめです! (megkero) | [投票(1)] |
★3 | 観た当時はあまりよくわからなかったけど、映像が凄く感覚に訴えてきて印象に残っている(ジメッとした感じや炎、海岸など)。もう一度観直してみたい作品。 [review] (CGETz) | [投票(1)] |
★3 | コーエン兄弟が分からない…。 (ドド) | [投票(1)] |
★3 | 画面の中心に見せたいもの=意味のあるショットが多すぎる。また、私の好みからすればもっともっと不快指数を高めて主人公を弄ってくれないと物足りない。結局は作家ぶりたいだけで、本気で面白さを追求してるのか疑問が湧いてくる。ホテルロビーの陽光や炎に包まれた廊下など、ロジャー・ディーキンスの撮影は良い。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 映像や「奇妙」を象徴するそのすべてが印象に残る。加えて、見終わったあとに少しの不快感も残った。 (あちこ) | [投票] |
★3 | 映像として面白いのはそうなんだけど、何を言わんとしてるかが・・・わからない。虚無? (t3b) | [投票] |
★2 | 耳汁がタレる。壁汁がタレる。コーエン汁がタレる。 [review] (巴) | [投票(5)] |
★2 | カンヌはおバカな映画に賞をくれてやるので痛快な映画祭だが,この映画には何も感じられず,同年度の他の映画がかわいそうに思えてきた。 (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★2 | 確か面白くないと思ったなこれ。少なくとももう一回観たいと思わないから2点でいいや。いいんだ、俺は『赤ちゃん泥棒』だけでさ。 (レノ) | [投票] |