[コメント] 桜桃の味(1997/イラン)
力強い主題を導くための、ユニークな手法はもちろんだが、イスラム世界に住む人々の自殺という事柄に対する受け答えが独特で、そこがまた興味深かった。
(不謹慎ではありますが)テロ事件の後にこの映画が見られて、良かったと思った。この宗教の自殺に対する認識や、どれだけ生活に根ざした宗教なのかというのは、正直テロ関係の報道をいろいろ見て初めて(付け焼刃だが)学んだことだったので、事件前と後では、多分かなり印象の違う映画になっただろうと思う。主題は普遍的でも、経緯はかなりイスラム的。文化の面白さだなぁ、これって。でもラストの‘解体作業‘はよく分からんかった。監督曰く「”生”を喚起する春」。それをラストで持ってくるのは分かるけど、どうしてこの手法・・・?ムムム。所詮付け焼刃ってことなんだな、トホホ。
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