[コメント] HOUSE ハウス(1977/日)
約10年ぶりに再見。一言で言えば、“メルヘン・スプラッター・コメディ”ってとこか? 奇才・大林宣彦の商業映画デビュー作にして、最大の怪作。何を言っても野暮になるくらい。['06.6.22DVD]
まず、女子高生達のニックネームがキツい。脱力を通り越して笑っちゃうし、大林のロリコン趣味全開だし「エロいなぁ」と思う。
デビュー作だけあって、よくある「あれ、やりたい。」「これ、やりたい。」ってのは分かるが、新人監督によくここまで好き勝手やらせたし公開したなぁ。正直、当時の東宝の首脳陣(たぶんオジイ)は、これが良いのか悪いのか分からなかったのでしょう。
ま、結果的に良かったんだろうが。
大林が崇拝する入江たか子の化け猫物、中川信夫の『東海道四谷怪談』へのオマージュでは?と思われるシーンもあるし、後に宮崎駿の『千と千尋の神隠し』、タランティーノの『キル・ビル』が影響を受けたのでは?と思われるシーンもあって再発見。
池上季実子は綺麗だし当時18歳だが、とても高校生には見えない。この頃から、スッピンみたいなメイクより、女郎みたいなメイクの方が似合ってるし。笑
しかも、池上を撮りたいが為の作品かと思うようなエンディング。
はっきり言って、この作品は★5か★1どっちか。一人ではなく仲の良いお友達数人で、ゲラゲラ笑いながら見る事をオススメします。たぶん一人で見たら、キレそうになるから。笑
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。