[コメント] 東京ギャング対香港ギャング(1964/日)
東映の看板スター鶴田と新進気鋭のエース高倉を向こうに廻して一歩も退かぬどころか貫禄で「画」を自分のモノにしてしまう丹波哲郎。私にとって、やはり彼こそ戦後邦画界の旗手だという持論が確認出来る一品でした。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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それにしても、今回高倉健は他のスター俳優とは全く絡まなかったんですね。
想像するに、未だ海外旅行なんて極一部の夢のような時代だった当時、高倉健一人だけを香港に連れて行っての大海外ロケを敢行。
で、やっぱり珍しいから香港の風景をいっぱい撮ってみました・・的な前半30分でした。必要以上に健さんが街中を歩き廻るシーンが目につきました。
言ってみれば、「高倉健の遠くへ行きたい・香港編」のような前半です。まぁ、それはそれで次元の違う面白さはありましたが・・・
PS,そうそう、鶴田浩二もマカオのシーンがありました。ちょっとだけでしたが。きっと鶴田浩二の方からクレームでもついたんじゃないですかな?アレはどうみても一泊二日コースのロケだったように思えますもの。
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