[コメント] デッドマン・ウォーキング(1995/米)
死刑廃止というヒューマニズムだけではないメッセージが・・・。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
このタイトルは死刑執行前に一人の看守が言った「デッドマン・ウォーキング」とは「死刑囚が行くぞー」ではなく、「これで監房に捕らわれ、死んだ心を持つ男が解放されるぞ。」という深い意味が込められているのではないでしょうか? 何だか当たり前のような事を書いてしまいましたが、罪を告白して心の束縛から解放されるのがカトリックの「告解」。マシューの被害者に対する最期の言葉に集約されている。神の許しと人の許しの両方が必要だからです。同時にマシューはヘレンに初めて愛を感じその返礼をします。被害者の父も、ヘレンも彼の死によって心が解放されたと信じたい。(ちなみに私は信者ではありません)
しかし、カフカのすあまさんがおっしゃる様に、某小学校の大量殺傷事件の犯人が告解したとしても、同じような涙を流してあげることは出来ない。それどころか、暴走族にさえ同様に感じるわけなので、採点には悩みました。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (5 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。