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[コメント] デッドマン・ウォーキング(1995/米)

好きなショーンが、相変わらず癖のある役をやらされ(?)ているが、演技派の彼のことで十分評価できる出来だ。テーマは‘神の赦しと救い’だが、もう一つ死刑制度の是非も俎上に載せているが―。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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率直に言って、本作自体は、死刑制度に賛成なのではないかと思うのだ。

あの凶悪なシーンも2、3回映せば概要は十分伝わるのに、これでもかと何回も映している。そして、被害者家族だ。父親の一人の「まるで聖地ですね」という発言は、子を持つ親なら必ず経験する子との出来事を指していて、誰もが涙を禁じ得ないだろう。

一方廃止の方は、マシューが2度言う。1度は命欲しさで、もう1度はラストだが、唐突に浮ついていて、心に響かない。

原作者ヘレンは、廃止論者だったという(wiki)。そこから考えるのだが、死刑廃止論は、相当高邁な考え方なのではないかと思う。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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