たまたま２度目に観た時には、もう突っ込み所満載で抱腹絶倒でした。（じゃああの薬は何？小麦粉？／自分で殺しておいてヒロインサバサバしてるなー。／赤子が「蹴る」のはまだ早いだろう･･･。など）

私は新高は、無実だったと言う解釈です。その方がストーリーとして、比較的深みがあって自分としては面白く感じられるので。しかし、そう思って彼の気持ちで彼女を見ると、初対面からじーっと睨み付けてくるは、つきあっててもいきなり目の前でめそめそ泣き始めるは、プロポーズしないから煮詰まってんのかなーと、気を利かせて求婚してもいきなり走って逃げ出すは･･･（笑）。すごくうっとうしい彼女。そんなタイプの女性が好みらしい彼が不憫････。ひょっとすると今までのほかの女との事故も全て、彼女と同じパターンで起きていたのではないかと考えると心底納得。自身の人生の凡庸さから脱する事をあきらめた女たちの、「つまらない」人生の中の生きがいとして、ひどくお手軽な破滅願望。

それにしてもこの作品の映像は、どうにも「アマい」あるいは「ヌルい」！実に耐え難いヌルさで、観ていて非常に気持ち悪くて辛いです。笑い飛ばせるおバカ映画のレベルとしてはなんとか。