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[コメント] ベルリン・天使の詩(1987/独=仏)

空間を見つめ,他の人には見えない天使に向かって,訳知り顔で「いるな?」と話しかけるP・フォークがとても味わい深い。
ワトニイ

刑事コロンボと似ているようでいて,とぼけ方が微妙に違うこの味わいが何とも言えず良かった。だいたいコロンボを演じた俳優P・フォークとして,実名で登場しているところからして,とぼけている。

しかし,この映画,きわめて繊細かつ詩的であり,純愛を扱っている割にはどことなく乾いた雰囲気の作品だった…という印象だけが強く残っていて,肝心の内容の方は,あまりよく覚えていないのだった…(^_^;)。

芸術性が高いと言えば聞こえは良いが,話にあまり変化がなく退屈であることも否めない。内省的で決して面白くはないストーリー展開に唯一,笑いを添えているのがP・フォークだ。

(評価:★4)

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