さくらに言われるまでもなく、ぼたんに惚れられてることを寅はきっと分かってるんだろうな。自分の境遇を考えると芸者と所帯を持つ気にはなれないんじゃないだろうか。最後のプロポーズはぼたんへの同情からかなと思った。そうでもなかったら、結婚してもおかしくないよねあの二人。

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と、以下のようなことを友人（寅マニア）に言ってみたところ、「寅さんは同情でそんなことを言うほど驕りたかぶった人じゃない」と怒られた。確かに「同情」という言葉はちょっと違うかな...という気もするが、少なくとも寅はぼたんに「責任」を感じて最後プロポーズしたのではないだろうか？という結論に至った。自分の関わった人々に最後まで責任を持つ（こともある？）寅の姿には、やはり切なさが漂っているのであった。