[コメント] 男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979/日)
餅は餅屋だね
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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年齢差による遠慮からなのか、寅がマドンナにそれほど熱心に惚れていた印象は受けず、 振られてからいつものように旅に出ようとするのもやや形式的か。 むしろ今回は寅の恋よりも披露宴を描きたかったようで、 御前様の歌から始まって、寅のおもしろスピーチ、そして布施明の歌と、 披露宴の盛り上げ方はなかなか見ごたえがあり、とても幸せな気分にさせられた。 特に布施明の歌はさすがプロというもので、演技に関してはやはり素人くささは拭いきれなかったが、この歌唱で見事にカバー。やはり餅は餅屋だね。
寅が桃井かおりにネックレスを買ったのをさくらが「私に?」と勘違いする場面があったが、 その時のさくらに軽い嫉妬の表情が感じられ、こういった細かい演出はいつ見ても感心する。 寅がさくらを恋人のような視線で見ているとは常々感じてはいたが、 さくらも兄をそのように見ていても不思議でないと思う。
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