[コメント] 緑の光線(1986/仏)
日本では北海道が見やすいらしい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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観察記録じみた映画で興味を持続させるのが難しかった。こういうのやろうとして演技が失敗してるとどうしようもない映画になる気がするが、その辺はさすがに巧い。
自家中毒で身動き取れなくなってる主人公には同情も共感もやぶさかでないけど、フランス人がやってると贅沢な悩みにしか見えないのは何故だろう。日本人がフランスくんだりで幸せを求めてうろうろしている、という話なら急によくわかるな。それはまあいいや。
「緑の光線」の話が出たとこから、それは一体どんなすごい光景だろうという興味が俄然出てきて、やっと面白くなったら男が出てきたのでなんだ結局そっちで救われるのかと思ったらラストは合わせ技。「緑の光線」も期待したほどではないし、 一人で見なくて良かったね、程度の感想しか持てない。
エリック・ロメールって『レネットとミラベル』でも「青の時間」とか使ってたし、そういう見過ごされがちな自然の小さい奇跡を出すのが好ましくはあるんだけど、なんか全体に甘い印象。冷酷なキャスティングと容赦の無いシナリオってのがこの映画のロマンチズムには必要だと思った。
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