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[コメント] 男はつらいよ 幸福の青い鳥(1986/日)

唯一、劇場で観てしまった寅さん作品。気取らない長渕の青年像とさっぱりした志穂美悦子のキャラクターが違和感無く寅さん映画の多少古い人情世界にマッチしていて新鮮だった。
TOBBY

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







タイトルロール前のメーテルリンクの「青い鳥」に引っ掛けた芝居が異様に寒く不安になったものの、その後の展開するいつもの寅さん節は子供ながらに丁寧で庶民的で楽しめた。長渕の画家という設定には無理を感じたが作品全体に溢れる同時期の他作品に較べ、古き良き日本の大衆性溢れる空気感は良かった。この作品で後に二人が結婚したのだから芝居がナチュラルだったのも納得。にしても倍賞千恵子笠智衆がスクリーンに現れると何ら面識ないのに近所の人にあったような懐かしい気持ちになってしまい、寅さんが無意識に文化として身に入って来ていたことに敬服。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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