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[コメント] 戦争と人間 第2部・愛と悲しみの山河(1971/日)

二・二六事件と盧溝橋事件という歴史を狂わす大事件を抱えながら、映画自体の躍動感は第一作に敵わず、緊張感に欠ける。☆3.8点。
死ぬまでシネマ

狂気の芽と不安のせめぎ合いが織りなす緊張感を演出し得なかった。怪人丹波哲郎が消え三國連太郎の出番が減ったからか。虚構に割ける時間が少なくなり、描かれたのがやたらピョンピョン跳ねて悪い意味で仔鹿のような吉永小百合の場面だったりで、ゲンナリしたのであった。

地井武男のエピソードもあっていいと思うが、第二部の柱としては成立せず、空回りしていた感がある。

(評価:★3)

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