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[コメント] 裸の十九才(1970/日)

日本版エド・ゲイン映画(ディレン○、サイ○、羊たち○、悪魔の○、以下略)。
氷野晴郎

今の若者には分からないほど、S薔薇少年によって風化されてしまった大事件。

それを鋭く指摘した衝撃作。すごい新藤監督の手腕!幅の広さ!

集団就職が社会的なテーマでもあった時代。反面、高度経済の裏に地域の格差も浮き彫り。

所得の格差、塾に通える子とそうでない子、消費者金融の多重債務問題。今もなお通ずる問題だ。

経済を支えてきた団塊の世代にはこういう「陰」の人間も程ほどに多かったと思う。それがリアルだ。

しかし、ニートも一歩誤ればこうなってしまう危険性を孕んでいる。

ところが、めったなことではそうならない。そして親のスネをかじれる。まだまだ裕福で幸せなこと。

ある意味ニートが多い今日の社会は豊かさの象徴とも言えるのでは。

(たとえ心がどうであれ、バーチャルで楽しめれるし、メイドカフェもある^^)。

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でもなんで、少年Aじゃないんだろう....。(勉強してきます)

(評価:★4)

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