[コメント] 東京裁判(1983/日)
武満徹先生が映画にしてくれた。
なっげー映画だなあという印象は今も消えません。
でも、これを映画にしたのは明らかに武満徹さんですよ。
小林正樹監督の意思は武満徹に厳しく伝達され、武満先生のイマジネーションがこの「現実」あるいは「事実」という映像を見事映画に押し上げたんだと思うんですね。
素晴らしい作品でした。
主演の東条英樹の存在がクライマックスです。この男、太平洋戦争を導いた男が証言台に登場するシーンが一種のクライマックスになっている。このシーンに高揚しない者はいないだろう。この男、歴史に名を刻む男、ムッソリーニやヒットラーと並び称される男として、この映画の主役が証言台に登壇するシーンが大きなクライマックスになっていることを感じずにはいられませんでした。
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