[コメント] 天国の日々(1978/米)
広大な麦畑にぽつりと建つ豪奢な館は、資本原理を極めた者の孤独の象徴で、さすらいの労働者にとっては自由を奪う鳥籠だ。流浪の恋人は身分の開放を求め制度の囚われ人となるも、成り上がりは穢れなき自然の摂理に中和され、至極の映像美が格差悲劇を曖昧化する功罪。
(ぽんしゅう)
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