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[コメント] 津軽じょんがら節(1973/日)

寂しく物憂げな東北という地に、じょんがら節の昂ぶりは必然を感じさせる音律で、あまりにも激しく哀しい。
づん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







こういう腐れ縁を感じさせるカップルの映画はよくありますが、それを女の方から断ち切るラストを迎える作品というのは珍しいなと思いました。意外な展開だったので、かなり驚きました。

また、盲目の少女が作品を呑み込むくらいのオーラを放っていて、リアルで怖い。背徳の匂いと淫靡な風貌は、完全に江波杏子を喰っていたと思います。今思い出してもなんだかゾクゾクと寒気がします。

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09.05.18記(09.05.14DVD鑑賞)

(評価:★4)

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